「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)
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その時点で関わる業務の書類はある一定期間に頻繁に利用される。
そのため、最近利用したものほど必要性が高いためにアクセスが容易である。
ある書類を内容で分類して置き場所を決める手間がかからない。
とりあえず入ってきた書類の置き場所に困らない。
置き場所を一つにすることで所在が不明になることを防げる。
時間はシリアル番号として有効である。
古い(時間順の後ろの方の)書類は既に完了し、不要になった書類の可能性が高いので「捨てる」ための重要な情報となる。「捨てる」ことは整理のための重要な要素である。 超整理法の基本の考えは、コンピュータで使われるLRU(Least Recently Used)によるキャッシュそのものである。
情報を使う度にその情報が手前を持ってくること、使われないものはどんどん深いところに沈んでいき、検索時間が長くなるところなどは全く同じである。
この考えを実際の情報の管理に役立てる提案をしたところにこの超整理法の価値があり、また本書では、それを実際に行う上でのノウハウや、どれぐらいの場所があればよいのかなど役に立つ情報が紹介されており、一読の価値はある。